親とケンカする時。 ~家族が難しいのは、愛を学ぶ場だから、の話。
親と、ケンカすることもあるかも知れません。
特に小学生、中学生、高校生の頃は、社会のルールを知らないので、ストレスがたまり、その矛先が親に行く場合があります。
親は、子供のことを思い、時に厳しく、時に優しく、あなたを諭(さと)そうとします。
しかし、それすら鬱陶(うっとう)しく思い、反発し、反抗する。それが若さです。
でも一つ、忘れないでください。
あなたの親は、あなたの幸せしか望んでいない、ということを。
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親だって一人の人間です。
間違うこともあります。いえ、間違ってばかりです。
親の常識が、子供の常識と違うこともあります。
親はそこを受け入れる必要があります。
子供も、親の助言やアドバイスが間違っていても、許してあげましょう。
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人は、環境に適応する生き物です。
今の時代と、20年前の時代とでは、環境が異なります。
今は情報化社会です。
情報に満ち溢れており、何を信じて良いのか、わかりにくい時代です。
日本人が、いや、世界中の人々が、これまで体験したことのない時代を生きています。
その環境により適応できるのは柔軟な子供たちです。
子供たちの生活をささえるのが親です。
一方で、親を一人の人間として理解するのが子供の役目です。
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価値判断がわかりにくいので、親が大事と思うことと、子供が大事と思うことにギャップが生まれます。
そのギャップがいつまでも埋まらず、仲違いが延々と続く場合もあるでしょう。
それでも、家族はチームです。
家族は船の乗組員です。
幸せと言う名の目的地へ向かい、気が付くと旅は始まっています。
互いに幸せになろうとしています。それなのに、互いに自分の価値をストレートにぶつけあう。
それが家族です。
だからこそ、千差万別のトラブルが起き、ケンカが絶えない日々が続きます。
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でも、それでいいのかも知れません。
社会にでると、人にストレートに何かを言えなくなります。
家族でしかできない学びがあるのです。
相手を受け入れることの難しさを学んでいるのです。
心を受け入れると書いて、愛と読みます。
愛の難しさを、家族を通して学んでいるのです。
愛を知る時、幸せは無限に広がり始めます。
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