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夢の種のブログ

民法と刑法の違い ~犯罪と刑罰の種類~




世知辛い世の中です。
せちがらい、とは、世の中の事を知らないと辛い、という意味です。

じゃあ、いろいろと知れば、暮らしやすくなります。

今現在、私達の住む日本は、法治国家と言って、法律が民を治める国という意味です。

ちなみに、選挙で選ばれた国会議員が、国会という場所で法律を作られたり無くしたりします。(法律を立てるので、立法という。)

その法律に則って、行政(公共の目的を達する仕事)が行われます。身近な例で言えば役所や役場。国レベルの公共の目的を果たすためにあるのが、内閣です。総理大臣がそのリーダー役です。

最後に、その法律に則って、裁判することを、司法と言います。

まとめると、
立法=法律を作ること=場所は国会
行政=法律を行うこと=場所は全国各地
司法=法律で裁くこと=場所は裁判所

となります。


~☆~☆~☆~


今日はその中の、司法のお話です。

法律とは、国会で決められたルールのことです。

法律は大きく分けて民法(Civil Law)と刑法(Criminal Law)に分かれます。
民法とは、人の財産に関する法律です。
刑法とは、犯罪と刑罰に関する法律です。

ようやくたどり着きました。
次に、犯罪の種類のお話です。

~☆~☆~☆~


犯罪の種類。
この情報を探すのに少し苦労しました。

以下は、「刑法の犯罪名一覧 - 防犯ランド」より 


~~転載ここから~~


生命に対する罪
殺人罪・予備罪
・自殺関与・同意殺人罪・未遂罪
∟堕胎罪
∟遺棄罪
∟過失致死罪・業務上過失致死傷罪

身体に対する罪
∟傷害罪
∟暴行罪・凶器準備集合罪
∟過失傷害罪

自由に対する罪
∟脅迫罪・強要罪
∟人質による強要行為等の処罰に関する法律
∟暴力行為等処罰に関する法律
∟逮捕・監禁罪
∟略取・誘拐罪

性的自由に対する罪
強姦罪・強制わいせつ罪

秘密に対する罪
信書開封罪・秘密漏示罪

名誉に対する罪
名誉毀損罪・侮辱罪

信用及び業務に対する罪
∟信用毀損罪
∟電子計算機損壊等業務妨害

※財産に対する罪
∟住居侵入罪・不退去罪
∟窃盗罪
∟不動産侵奪罪
知的財産権侵害罪(特許法、著作権法など)
∟強盗罪
∟詐欺罪
∟恐喝罪
∟横領罪・業務上横領罪(253条)
∟背任罪・特別背任罪
∟盗品等関与罪(贓物罪)
∟文書毀棄罪・建造物等損壊罪
・器物損壊罪
※財産犯については、個別財産に対する罪と全体財産に対する罪,領得罪と毀棄罪とに分類するのが通常だそうです。

社会的法益に対する罪
社会・公共の平穏に対する罪
騒乱罪・多衆不解散罪
∟放火及び失火の罪
∟出水・水利妨害罪
∟往来妨害罪

取引の平穏に対する罪
∟通貨偽造罪
∟有価証券偽造罪
∟支払用カード偽造罪
∟文書偽造罪
∟印章偽造罪

公衆の健康に対する罪
∟あへん煙に関する罪
∟毒物及び劇物取締法
∟飲料水汚染罪
∟人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律

善良な風俗に対する罪
∟公然わいせつ罪・わいせつ物頒布罪(わいせつ物陳列罪)
∟淫行勧誘罪
∟重婚罪
∟賭博罪
礼拝所不敬罪・墳墓発掘罪・死体損壊罪

国家的法益に対する罪
国家の存立に対する罪

国家の作用に対する罪
∟逃走罪
∟犯人蔵匿罪・証拠隠滅罪
虚偽告訴罪(誣告罪)
∟公務員職権濫用罪
∟賄賂罪

外国又は国交機能に対する罪
私戦予備・陰謀罪
∟中立命令背違罪


~~転載ここまで~~


それぞれの犯罪に対して、罰則が決められています。
それをまとめましょう。

~☆~☆~☆~



さきほど挙げた犯罪は、何らかの刑罰を伴います。
だから、刑法と言うのです。

刑罰の種類は7つ。

没収、科料、拘留、罰金、禁錮、懲役、死刑です。

1.没収とは、物を取り上げられる罰
2.科料とは、お金(千円以上)を払わせる罰
3.拘留とは、拘留場で拘束される罰
4.罰金とは、お金(一万円以上)を払わせる罰
5.禁錮とは、刑務所で拘束される罰
6.懲役とは、刑務所で働かせる罰
7.死刑とは、生命を断たれる罰


~☆~☆~☆~


これらの刑罰を伴う法律違反をした場合、警察が動きます。
民法に関する事件を、民事と言い、警察は動いてはくれません。

例えば、貸したお金を返さない、損害賠償を請求するなどです。

今日は、民事と刑法の違い、それと、犯罪と刑罰の種類をまとめました。
知るべきことを知り、堂々と今日を生きましょう。

必要であれば、皆を幸せにする新しい法律を作ることができます。
必要であれば、皆を不幸にする法律を無くすこともできます。

良い時代の、良い場所に、あなたも私も生きています。ラッキーです。
良い一日を今日もお過ごしください。