The seed of dreams' blog

夢の種のブログ

何事もやってみなけりゃ、わからない。~少し父の話~




先日、壁に穴を開けて、換気扇を設置しました。
昨日は、ウォシュレットをアマゾンで買って、自分で設置しました。

子供の頃から、工作は好きな方でしたが、まさか、こんな大掛かりなものまでするとは、自分でもビックリです。

そんな私を変えたのは、今はなき父の存在が大きいです。


~☆~☆~☆~


私の父は、大工だったそうです。
昭和11年生まれの父は、中学校を出て、自分からある大工に頼んで、大工の技術を学んだそうです。

それから、棟梁(とうりょう)といって、大工のリーダーのような存在になり、家を何件も建てたのだけど、お金の額が大きくて大変だったので、タイル業に転身したと話してくれました。

私が知っている父はいつも壁やトイレにタイルを貼る仕事をしていました。

私が中学になった頃、父にバイトをさせられました。
時給、250円でした。

しかし、ブロックを3階から落として人の車にぶつけたり、仕事はすきを見てサボるし、父にとって得はなかったと思います。

ちなみに当時の最低賃金は500円ぐらいだったと思います。
250円で人をこき使うなんて、ひどい、とまで思ったものです。


~☆~☆~☆~


父は、大工の腕は一流だったと思います。

釘を板に打つ時に、どんなに細い釘でも正確に折ること無く打ち込みます。
曲がった釘があれば、それを器用に真っ直ぐにして使いました。

ノコギリで板を切るときも、正確に素早く必要な材料を揃えていきます。
また、廃材を使って、様々な道具をその場で作るのも得意でした。

そんな父は、漢字が読めませんでした。

だから、あらゆる器具を取り付ける時に、説明書を一切読まないのです。
読まずにすぐに器具を取り付けます。

父は、ウォシュレットはもちろん、トイレの便器自体を設置したり、電気も水道の配管も全部自分でこなす人でした。

彼は、柔軟でありながらも、道具を大事にする厳しさと、木材や接着剤などを無駄に使わない厳しさは、どこかの僧侶を凌ぐものがありました。


~☆~☆~☆~


今日は何が言いたいかといいますと、まず、天国にいる父に感謝しています、ということと、自分でできることは、自分でやってみよう!ということです。

やってみて、できなければ、自分で調べます。今なら、動画で様々なDIYの情報が手に入ります。

DIYだけではありません。例えば、隣の土地の空地があれば、法務局という所に行けば、誰でもその所有者の名前と住所がわかるようになっています。700円ぐらいの手数料はかかります。

実際、こうして、隣の空地を駐車場として貸してもらえる話になりました。ついでに畑も貸してもらえることになりました。

何事も、やってみるまで、わかりません。


~☆~☆~☆~


昨日は、終戦記念日だったようです。
父が8歳ぐらいの時、戦争を体験したそうです。

鉄の雨って本当に降ったの?と聞くと、目を細めて静かにうなずきました。
戦争について、もっと聞きたい、と思っていたら、発病、そして闘病の後に間もなく他界しました。

聞きたいと思っても、もう父はいないのです。偉大な人をなくしたことを、会えなくなって初めて気が付きました。

それから最後に、「戦争」はまだ終わっていないのではないか。
そう感じています。

情報戦という戦争、覇権争いという戦争は今でもひっそりと続いている。
そう思えてなりません。

この話はまたいつか・・・。


~☆~☆~☆~


さあ、今日はテーマが定まらず、あちらこちら飛びましたが、まあ、仕方ありません。これが今の私の文章力です。

あと1年後は、より読みやすい文章力が身につくと信じて、楽しみながらブロッギングを続けてまいります。

この拙いブログを読んでいる皆様、心より感謝申し上げます。

それでは、本日も良い一日を。