The seed of dreams' blog

夢の種のブログ

最も大事なこと Part2 ~バージニア時代~





大事なこと。
それは、時代とともに変わります。

誰と一緒にいるか。誰の本を読むかなどでも変わります。

幼いころは、親や先生の言うことが、大事でした。

さて、前回は(間が空いてしまいましたが)20歳の頃までの私の大事なことを振り返りました。

今日はその続きです。


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アメリカでの生活が始まりました。
それは、楽しさと不安が入り交じる日々でした。

バージニア州のラドフォードという小さな町に、ラドフォード大学という小さな大学があります。
そこで私は英語を学び、それから、生活に必要なことを学んでいきました。

アメリカについてから、一番最初にしたことは、銀行口座を作ることでした。
銀行に、日本から親が仕送りをしてくれて、それで生活が成り立っていたからです。

私がアメリカに行ったのは、1990年だったと思います。
親に返すお金なので、節約する術をいつも考えていました。

いかにお金を使わずに幸せになれるか。
その頃の大事なことの一つはそれでした。
そして今でもそれは変わっていません。


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アメリカの大学の仕組みは複雑な部分もありますが、柔軟でもあります。
基本的に、1つのクラスを取れば3単位または4単位が与えられます。

体育など、簡単なクラスは1単位という場合もあります。

さらに、大学によっては2学期制(semester)と3学期制(term)があり、卒業に必要な単位数が決まっています。

2学期制の大学は合計120単位で卒業です。
3学期制の大学は合計180単位で卒業できます。

しかし、どの科目でも良いというわけではありません。

卒業に必要な単位を取るためには、通常4年程度かかります。
最初の2年は、英語、数学、科学などの一般教養の科目が中心となります。

その後、3年と4年目には、専門課程を決めて、必要な科目を順序良く取る必要があります。

アメリカの大学の良い所は、どの分野を学ぶかは、後から決めても良い、ということです。
それともう一つ、他の大学へのトランスファー(転校)が容易であることです。

実際、バージニアで2年間学んだ後、沖縄に半年ほど夏休みを利用して帰国し、次に行ったのはオレゴン州の大学でした。

帰国前に、トランスファーの手続きをしておいたのです。

残りのアメリカ留学は、オレゴン大学での日々となります。

バージニア時代とでも名づけましょうか。その頃の私の最も大事なことは、世の中の仕組みを知る事でした。

バイトなどをする余裕もなく、アパートを仲の良い友達と借りて、滞在費と食費を減らしつつ、仲間との出会い、恋の成就、英語、お金、あらゆることが大事に思える混沌とした時代でありました。

この続きは、Part3でお話しましょう。